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キャンプ
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6年生の娘は、今日から金曜日まで5日間のキャンプに出かけて行った。学校ではキャンプについての詳細な説明会が設れず、数週間前にキャンプ参加許可書が各家庭に配布され、私はかかりつけ医師の連絡先と健康保険会社名とその番号を記入して、キャンプ参加を許可するサインをして提出した。出発の数日前に追加として、キャンプ場の連絡先と必要な持ち物が書かれた紙が配布されたけれど、学校からの連絡事項はそんな程度だった。

日本だったら(っていつも言ってばかりなので、そのうちに"日本だったらシリーズ"でも立ち上げたくなるけれど)留守家庭用にキャンプの日程表が配布されるはずだけど、それもない。大切な娘が私たちの手元を離れて5日間するであろうスケジュールを知らないって、妙な感じだし、教えてくれないのも、これまた妙。

娘が出発する今日になって担任の先生に何をするのか聞いてみたら、"月曜日はナイトハイクで、火曜日はゴールデンゲートブリッジを歩いて渡るの。そして水曜日は....."と口頭での説明を受けた。私は月曜日のナイトハイクは、夜にみんなで俳句を詠むのか、夜にハイキングをするのかも分かっていない(まぁ、後者の方だけどさ)。

大丈夫だって分かっているけれど、学校なのに、こんなので良いのか?って思ったら心配になって来た。先生に"私、分離不安症(separation anxiety)になっている気がするのよ。だから、あなたの携帯電話番号を教えてくれないかしら"と脅して、携帯電話番号をゲットした。

出かける娘は、私の気など知る術も無く、なんだかとっても楽しそう。でも娘の姿を通して、いつも親の手元から離れて来た自分に気がついた。って事は、私の親もこんな風に感じたのかなと感傷的になり、先生の携帯電話番号をもらうために言ったデマカセも、まんざらウソではないかもしれないって思った。

キャンプ_b0058765_684237.jpg
殆どの子供達は4泊5日のキャンプに行くだけなのに、私が日本に1ヵ月帰る時よりもたくさんの荷物を持って来た。キャンプ場にいる動物が食べ物を求めて出没して、部屋を荒らされる被害を防ぐため、食べ物の持込は一切禁止されたけれど("おやつ300円以内"の文化はない)、それ以外には、お小遣いの制限を含めて何もなかった。

そんな大きなスーツケースに何が入っているのか知りたくなったので、数人の生徒に聞いてみると、朝使ったばっかりのポンプ式のシャンプーとリンスが入っていたり(アメリカにも旅行サイズは売っている)、ぬいぐるみやら、バスケットボールやら、何故持って行く必用があるのか問い掛けてみたいグッズばかりだった。

私の物差しで計るとしたら、なんだかアバウトな環境は、それがダメだとか、良いとかではなく、これが娘のいる世界なんだと教えてくれた。
by ConnieWest | 2005-01-10 06:07 | American Kids
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