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July 2011
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カリフォルニアのごはん@わたしんちVol.3
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カリフォルニアのごはんのアヤキちゃん@我が家の二日目午後(一日目二日目午前)。まずは本日の勝利品を学校帰りの子供達とみんなで試食する。執刀医はアヤキちゃん。



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フィリピンベーカリーで買ったマニラショートブレッド。世の中に出回っているショートブレッドと比べるといささか生っぽい食感。でも、なぜか懐かしいような味。

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こちらもフィリピンベーカリーからのタルト。ヨーロッパちっくなタルトと言うよりは、その辺のお菓子屋さんでゲットできそうな雰囲気のカジュアル度。

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ちなみにウベ(紫芋)ブリオッシュもゲットしました。日本のアンパンみたいにウベあんこがぐわっと入っているかと思いきや、練りこんだ程度で、ちょっぴり期待はずれ。パンはふかふかですが、全体的にマーガリン風味(アヤキちゃん曰く、まさしくマーガリン)。これらの商品はアヤキちゃんのパン好きプロの目から見たレポートをご参照ください。

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軽く腹ごしらえをした後は、子供達の学校で行われたScience Fair(サイエンスフェア)の表彰発表へ出かけました。サイエンスフェアは辞書で意味を調べると科学博覧会と出てきますが、自由研究の発表みたいな物でして、学年やテーマによって個人、または複数で研究に取り組みます。

このサイエンスフェアでは、研究内容や結果だけでなく、研究発表のパフォーマンスも得点に大きな影響を与えるので、画像の"飲み物に含まれるビタミンC含有量比較調査"の研究をした子供達はドクターの名札付白衣を着る熱の入りようでした(参照:アヤキちゃんバージョン)。熱が入ったついでに言うと、この研究に使うために800ドル(10万円弱)もする特別な計りをワザワザ買ったそうです。でもって、その後にこの計りを使う事があるのかは不明。

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これは"中世時代の兵器"の研究だそうで、実際にレプリカを作った超大作。どうやって学校に運び入れたのかは謎ですが、自由研究への力の入れ方は並大抵のことではありません。

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これは娘の友達がやった、"母親は娘の匂いが嗅ぎ分けられるか"と言う恐ろしい研究。女友達6人のためにお揃いのTシャツを買い、夜寝る時にパジャマ代わりにそのTシャツを一週間着てもらい、母親は集められたTシャツの中から自分の娘の匂いを嗅ぎ分けられるかテストされるわけです。

で、娘の友達は、友達である娘にTシャツを着せる課題を与え、その母親である私は育ち盛りのティーンエイジャーが一週間着続けたTシャツの匂い分けをいたしました!この匂い分け、相当大きなプレッシャーと共にチャンスは3回与えられ、自分の子供の匂いを嗅ぎ分けるわけなんですが、女の子のシャツと言えども、中には匂いがきついのもあってですねー、途中吐きそうになりました(いや、本当に)。

私は運良く、最初のテストで見事に娘の匂いを嗅ぎ分けることが出来、母親としての威厳を守ったままテストを後にする事が出来たのですが、テストされた母親の中には、3回中、3回ともスカだったお母さんもいたそうです。

その不運なお母さんは娘のみ三人いるお母さんで、その人以外は女の子だけでなく、男の子供もいるお母さんだったそうです。そこで研究発表の成果は、"同姓の子供が複数いる場合は、特定の子供の匂いを嗅ぎ分けられる性質が失われる"んだそうです。ほんまかいな?

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私は前年に、このサイエンスフェアの審査員をして、全ての提出物を見て回ったので、どんな研究が人々の興味をそそるかとか、どんな風に研究発表をすると良いとかなど、去年のサイエンスフェアが終わった当日の夜から子供達に、内部密告者ならぬ、イロハを教えていたのでした。

ところが子供達は、そのテーマはやりたくないとか、それよりもコレが良いだとか、一緒に研究するナンチャラちゃんがコレコレが良いなどと言うので、親として"それはちょっと、テーマがはっきりしていないので統計が曖昧になるよ。訴えるポイントが弱いと良い評価に繋がらないよ"とチラリと言ったものの、それ以上助言したい気持ちを抑えて、彼らのやりたいようにやらせたのでした。

審査発表では我が家の子供達の研究は表彰対象から漏れ、子供達はかなりガッカリしていました。私は"あなた達が審査員がどんな事を基準にして評価するのかと言う私のアドバイスを受け入れなかった→研究が曖昧だった→訴えが弱くなった→表彰されなかった→結果がっかりする→だから最初からアドバイスをしていた"と言う方程式が最初から見えていたのに、それらを当初から拒否した子供達。

ガッカリする子供達を見て、私も胸が痛みましたが、"だからマミーが言った事を守らないあなた達が悪い"と傷口に塩を塗りこむように指摘するのではなく、"私はあなた達が取り組んだプロジェクトが思うような結果が得られなくて残念だったと思うけれど、私が最初にアドバイスしたのは、こうなる事が少しでも想定出来たからであって、あなた達がガッカリするよりも喜ぶ様子が見たかったからだ"と伝えました。

親として"そのまま進むと川に落ちるから、そこには行かないで"と言うのが子育てなのか、"なんでもあなたの好きなようにやれば良いわ"と言って川に落ちるのを見守るのが子育てなのか、私自身考えさせられた夜になりました(でもって、川に落ちると病院代がかかるとか、学校を休むと勉強が遅れるとかは、また別の話)。

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それぞれの思いを胸に、家に帰って憂さ晴らしのたこ焼きパーティ。まずはおたふくソースでいただく大阪バージョン。

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そして焼き上げる途中でおしょうゆを入れて味付ける、(関西人にはものすごく不評だけど、関東人には結構受けが良い)中部地方バージョンを東京っ子のアヤキちゃんに試してもらい(でもって気に入ってもらえた)、そのうちエスカレートして、チーズバージョン、具なしバージョンとクリエイトして、楽しい夜は更けて行ったのでした(本当はわさびバージョンとかもやりたかったけど)。

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こにーさんち その8 学校行事に参加!
こにーさんち その9 初のたこ焼き

by ConnieWest | 2006-02-10 20:00 | Life in America
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