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中世のお城作り その3
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中世のお城作りその3。お城を提出した日の夜はMedieval Night(中世の夜)が行われました。



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その前に子供達の通う中学がちょっとユニークな学校なので、それについて説明しようと思ったのですが、良く考えたみたら、以前カリフォルニア州知事のシュワちゃんがお忍びで学校に来た日のブログ記事にチラリと説明してあったので、学校に付いてはソチラを参照してくださいませ(でもってソチラはコチラ)。

で、(説明を読んでもらった事を前提に)そのアメリカの公立堀越、子供達は英才教育科に属しています。このプログラムは全科目が同じテーマを共有して幅広い範囲で授業が行うユニークなアプローチが売りでして、今回のテーマはモチロン中世。

お城作りは社会科の課題でしたが、体育では中世のスポーツであるアーチェリーを教えてもらったそうです。どこの道路工事現場からもらって来たのか、失敬してきたのか、オレンジの円錐形で囲まれた向こう側が即席アーチェリー会場になっていました。

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英語の授業では中世時代の言葉(英語)を勉強し、実際に当時の戯曲をお披露目してくれました。よって私はちんぷんかんぷん(゚ー゚*?)え?なに?みたいな(笑)。

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お姫様以外の一般人(当時だから農民かな?)の衣装は生徒達がExpression(表現/美術)の授業で手縫いしたもの。中にはキラビヤカな中世らしからぬ装飾を放ち、ミシンを使ったのがバレバレの縫製衣装を着た生徒もいました(誰に作ってもらったのかなぁ~?)。

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先生も中世の衣装を着て登場。で、私はこれを見て、先生がコスプレしたいからこのテーマで授業が組み込まれたに違いないと確信したのでした(笑)。

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体育館では、生徒達のお城をお披露目していました。それらを見るまで、娘の作品は結構いけてるに違いないとちょっとだけ思っていた私ですが、その考えが大きく間違っていたと思い知らされました。∑(゚□゚;)ガーン(。□。;)ガーン(;゚□゚)ガーン!!

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イロイロなお城は、生徒が一人で作った物、親もある程度参加したに違いない物、親が作ったに間違いない物、そしてデザイナーを雇ったに違いない物までバラエティ豊かに並んでいました。学校からのお達しは"中世のお城作り"。それ以外はすべて本人任せ、親任せ。いくら出費しようが、どれだけ時間をかけようかは人それぞれ。

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たくさんお金をかけたであろうお城の見栄えは、それは素晴らしく、私でさえも圧倒されたのは事実です。仲良しのお母さんにいくら使ったのかコッソリ聞くと、200ドル(約23000円)以上使ったとの事でした。それが材料費なのか、人を雇ったのかは聞き忘れましたが(笑)。

後で聞いた話なのですが、この夜、体育館の片隅で泣いていたお母さんがいたそうです。聞く所によると彼女は女手一つで子育てをしているシングルマザー。学校のお城作りの課題がこんな大掛かりなものだとは知らず、そしてその課題制作に20ドル以上(約2300円)かける余裕がなかったそう。

お城制作に関して、ああしろ、こうしろ、とマニュアルがあったわけでなし、ましてや詳しい指導があった訳ではなかったので、ある意味親任せな部分が強いプロジェクトになった事は確かでした。そして完成したお城は提出日の朝、学校に持ち込んで、その夜には撤去。これらのお披露目はたったの数時間しかなく、それだけの為に何百ドルかける(かけられる)家庭もあれば、数十ドルしか余裕のない家庭もあるわけで、その所、学校は承知しているのか疑問に思わされました。

そして教育の博士号を持っている、いつもしゃしゃり出るある生徒のお母さんは、
*お城を学校で保管しておく時間が短すぎる
*お城の材料の金額および内容をすべて統一させるべきだ
*お城の制作は学校の授業でやるべきだ
などを含んだ問題点を8枚のレポートにして学校に提出したそうです。

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ここで一つ学校の状況を書き加えておくと、子供達が通う学校区の建物は日本の学校の建物と大きく構造が異なっています。何が一番違うかと言うと、学校そのものが平屋建てで廊下そのものが存在しません。イメージ的にはバラック小屋などの仮施設的な感じなのです(イメージの範囲ですよ)。

と、言う事は大きなお城をしばらく展示しておく場所もないのです。そして、この学校区はロッカー設備をあえて導入しない選択をしています。その背景には銃やドラッグなどが学校に持ち込まれないようにと言うアメリカらしい配慮が関係しているのかもしれません。

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この日の夜は、お城ベスト3の発表がありました。これが1位なのですが、このお城、一般の作品によりもさらにデカイ大きさだったのですが、良く見ると参考にした写真で、実際のお城と色が全く違う事が分かります。こんな基本的な違いがあるにも拘らず、何故これが1位になったのか、私も疑問点をまとめたレポートを書きたい気持ちに駆られました(やらないけど)。

娘のお城はベスト3には選ばれませんでしたが、評価は満足の行く良い点数でした。それよりも何よりも、彼女のプロジェクトを通して親子が一緒に過ごした時間や、彼女のがんばりを見て応援した時間なんかが、家族みんなにとってプライスレスな思い出となった事は確かです。

気になるお城の行方ですが、この学校では中学を卒業する時まで手がけた作品を全部家で保管しなくてはいけません(含プリント)。そして、それらの作品およびプリント等は中学を卒業する時に、3年間で何を学んだのかプレゼンテーションをする時に使われるのだそうです。

中世のお城作り
予告編 その1
予告編 その2
中世のお城作り その1
中世のお城作り その2


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by ConnieWest | 2006-05-27 03:06 | American Kids
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