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シトシトと雨が降っていたある朝、学校へ行く途中信号で右折したら、荷物が後部ドアから一部飛び出ている車の後ろを走る事になった。 その時、前の車が高速で走って、急ブレーキして止まったら、その反動で荷物が飛び出して来て、私あぶないかも(串刺し状態)???って思ったらなんだか怖くなったけど、朝から炸裂している自分の想像力がおかしくって笑えた。 しばらくして学校に着いて、駐車場に車を入れようとしたら、反対側の車も駐車しようとしている様だった。 アメリカでバックで駐車するって珍しいよなと思いながら、私は当たり前に頭から突っ込んで駐車した。 そう言えば、週末に弟が"アメリカ人が頭から突っ込んで車を駐車するのは、買い物とか大量にした後の荷物の出し入れが便利だから、ある意味合理的だ。"と勝手な仮説を立てていたのを思い出す。 私が車から出て、相変わらずバックで駐車しようとしている車を良く見たら、運転席は空っぽで、どうやら、それがその車を駐車しているスタイルだという事に気が付いた! 半分以上も駐車スペースから大胆にハミ出ていたこの車の横の駐車スペースは、何か"落ち"があるんじゃないかと怖がったのか、朝の満員の駐車場でしばらくポツンとスポットライトを当てたように光って空いていた。 今日はなんだか、おかしな車を二台も朝から見ちゃったから、楽しい日になるかもしれないとポジティブシンキングしていると、カレッジポリス(学校の警察←本物)のパトカーが、その怪しく駐車した車の傍にやって来て、なにやら駐車違反の切符を切っていたよう。 学校の駐車場は有料で、セメスターごとに駐車料金を払わされる。一度パーキングパスをうっかり提示し忘れて、駐車場に戻ったら違反切符が私を待っていた事があった。 調べれば私がちゃんとパーキングパスを購入している事が分かるし、その日に限って提示するのを忘れただけだから、"パーキングパスを鏡に引っ掛けておいたのですが、何かの拍子に落ちてしまったようです(だから今回は見逃してください)"と言おうと思ったのだけど、夫が"でも、君のパーキングパスはグローブコンパートメントにしまいこんであった。今言おうとしている事が本当でなければウソになるよ"と言ったので、夫がそれを口に出して言った事で、神様が聞いていたら困ると思って、正直に25ドルの罰金を払った(しぶしぶ)。 カレッジポリスが超違反型駐車をしている車にかけよって、調査をしている様子が絵になりそうだったので、その場面を"ジャーナリストの勉強をしているんです"とかなんとか言って、写真に撮ろうかと思ったのだけど、この日は小さいカメラしか持っていなかったし、だいたいジャーナリストになる勉強もしていないので、写真を撮るのをやめた(夫はウソをついちゃいけないって言うし←当たり前だけど)。 でも、なんか撮りたいって思う被写体と、それを目の前にしてムクムクとカメラに収めたいと思う気持ちの向こう側に知らない人がいたり、仕事をしているような人がいる場合は、どうやってアプローチして写真を撮ったら良いんだろうと考えた。 声をかけて写真を撮るのが礼儀なのは重々承知しているけれど、それをしたが為に、写真を撮られる側が緊張して、自然じゃなくなったら写真の面白みがなくなるよなとか、フォトグラフィーのクラスを取りはじめて、ちょっとフォトグラファー的観点で物を見ている自分の変化に気がついた。 それも車アレコレの朝。 この日が楽しい日になったかどうかは、忘れてしまったけれど。
by ConnieWest
| 2007-02-15 08:55
| Life in America
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