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携帯メール その後
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携帯メールで紹介したヴァネッサの話の続き。






ヴァネッサから衝撃の告白を受けて、世の中にそう言うことが起こりうる事も、起こっている事も知っていたけれど、自分の娘の周りで起きている事実を知って、親としての意識をシッカリと一段階あげて持たなくてはいけないと言う気持ちになった。

日本ではあまり聞かない話かもしれないけれど、アメリカでは女の子だけでなく、男の子も同等にキケンが待ち受けていて、男の子の被害も当たり前に聞く。

私がヴァネッサから話を聞いた夜には彼女のお母さん、メラニーが出張から帰ってくるはずで、ヴァネッサがタイミングを計って母親に報告する事を祈った。

私は何度となく、メラニーにその後どうなったのか電話して問い合わせようとしたのだけれど、事が事だけに、電話よりも実際に会った時に話をした方が良いと思い、数日後のバレーボールの試合で会うまで待つことにした。

実際にメラニーに会って話を聞くと、彼女が出張から帰って、シャワーを浴びて一息ついた所で、ヴァネッサがその前の夜に友達アッシュリーの父親から受け取った携帯メールに付いて報告したそう。

出張と長旅と時差で疲れていたけれど、それよりも大切な娘を預かってくれるだろうと信頼したはずの家族の一家の主であるトニーが恥じるべき行為をし、それに憤慨したメラニーはアッシュリーの母親に電話をして事の全てを話した。

アッシュリーの母親、つまりトニーの妻は、彼女の夫トニーが娘の友達へ送った携帯メールに付いて全く何も知らず、彼女自身もショックで電話で大泣きしたらしい。

次にメラニーがトニーと実際に話をすると、トニーは

"君のホットな写真を送ってくれよ...トニー"と携帯メールをしたのは、"ホット"と言う言い方がティーンエイジャーで普通に使われている"カッコいい"と言う意味だと思い、今時の父親のフリをして、その単語を使っただけだと言った。

日本生まれで日本育ちの私でさえ、"ホットな写真"と言うのがただの"カッコいい"か"セクシー"な写真かの違いが分かるとチャチを入れ、そのアホな言い訳ぶりにあきれざるを得なかった。

次に"起きて今すぐ部屋から出ておいで...トニー"と書いた携帯メールの言い訳は、娘の部屋の電気がついていて、ヴァネッサが寝られないようだったから、一緒に映画でも見ないかと言う意味でメールをしたと言う。

もし、その"一緒に映画でも見ないか"と言うのが彼の純粋な答えだとしても、トニーは彼の娘の部屋のドアをノックして娘とその友達であるヴァネッサの二人に映画を観ないかどうか誘わなかったし、何よりも翌日には学校がある平日の深夜に映画を見て夜更かしをしようと誘うのはおかしい。常識のある父親だったら、翌日学校があるのだから早く寝るように促すのが一般説ではないかとメラニーは付け足した。

彼がどう言ったにしろ、それはどの角度から見てもギモンにしか感じないと私が言うと、メラニーは大きくうなづいた。

メラニーはアメリカには、ミーガン法(Megan's Law)と呼ばれる性犯罪者の住所の公開を義務付ける法律がありFBIのサイトから自分の周りに性犯罪者が住んでいるのかどうか探し出す事が出来るサイトがある事を教えてくれた。

彼女はトニーが載っているかどうか調べたのだけれど、このサイトには過去に性犯罪を起こした人だけが登録されていてトニーを見つける事は出来なかったらしい。

前科がないと言っても、安心して良いとは決して言えないし、この事件に対して警察へ通報したとしても、未遂事件はとりあえず調書を取るだけで法ではトニーに対して制裁を与える事が出来ないのだと教えてくれた。

私のレベルで今出来る事はヴァネッサを今後一切アッシュリーの家に遊びに行かせない事だとメラニーは言い、目の前で行われているバレーボールの試合を見ているかのようだったけれど、彼女の目はその向こうの壁を見つめているようだった。

そして"残念だけどこれが現実なのよね"とメラニー言い、彼女はうっすらと涙を浮かべているようにも見えた。
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by ConnieWest | 2007-11-02 09:54 | American Kids
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